インターフェックス

昨日からビッグサイトで「インターフェックス」が開幕。日頃お世話になっている富山スガキさんが出展しているので訪問。「インターフェックス」は医薬品や化粧品業界の展示会。医薬や化粧品に関わるメーカーなど新製品や新技術の発表の場。ビッグサイトの東ホール1～6全部使っているので、とにかく広い。

ところで、富山スガキさんとは、会社の創業以来のお付き合いをさせていただいている。医薬品のパッケージの印刷・加工を専門にしているのだが、富山といえば薬、富山に優秀な医薬のパッケージ会社があるのは納得できる。たびたび富山の本社工場を訪問させていたくのだが、行くたびに感心させられる。とにかく「清潔」だ。ＩＳＯも大切だが、ＧＭＰという規格に納得。グッド・マニファクチャリング・プラクティスの頭文字とのことだが、まさに「良い生産を実践」だ。富山スガキという会社は、日本で最初にクリーンルームで印刷を始めたことで有名だが、人間はともかく工場で使う「紙」にエアシャワーをかけてから工場に搬入している様子を見ると、思わずグーと言ってしまう。

医薬品パッケージ業界は、その特性から製品の数量管理も徹底している。納品数に、1個でも不足があれば全数返品、1個でも多ければ全数返品、らしい。それはそうだ。薬の工場で薬を装填していて、最後に箱が1個余ってしまっては、許されない。当社の製品も、そのようなスガキ品質で作って頂いている。

そんな、富山スガキさんはこの春から専務だった須垣貴雄さんが新社長に就任。先代は会長に就き、いわば世代交代の最中。貴雄新社長は、人柄も体型も大柄で太っちょそのまま。でも、展示会でも工場でも陣頭指揮。展示会では、医療現場の声を基にした医薬品包装の「アシストパッケージ」について、明快かつ熱い説明を受けた。この人が社長なら、うちの製品の生産も大丈夫って思ってしまう。体型だけは、私も負けていないのだが。