神田明神と甘酒

例年、紙宇宙の初詣は神田明神へ。
商売繁盛の神でもあり、江戸の裏鬼門の守り神でもあり、比較的ご近所でもあるしということで、例年初詣に参上し、それなりにご利益を授かってきた。今年も早々伺う予定だったが、神様の方も随分お忙しそうなので、若干控えめに先日伺い遅めの初詣となった。

神田明神と日枝神社は、個人的にも時々お参りする行きつけの神頼みスポット。特に徳川家とご縁がある訳ではないが、お願い事があると、両社と寛永寺・増上寺へ参ることとなる。やはり江戸の鬼門・裏鬼門が気になっている点は、徳川の将軍様と気が合うのかもしれない。

神田明神で無事参拝をすませ、いつものように門前の天野屋で甘酒をいただく。昼間っから堂々と酒をいただき、おまけに車の運転に差し支えない甘酒。銭形の親分も通った（？）らしい。

甘酒（あまざけ）と堂々とアルコール飲料の名前を付けているのに、いくら飲んでも酔っぱらわない。警察の検問で「いっぱい飲んだろ！」と言われて「はい！神田明神の前のお店で一杯飲んできました！甘酒ですけど、飲酒運転ですかね？」といった会話が何処かであることを期待してしまうネーミングだ。

変わりゆくもの、変わりゆかないもの。今年も、いつもの正月風景。