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開発ストーリー

開発ストーリー 09

商品名:「クラフト ギロギロヘリコプター」

理科の教材にも採用されている紙製玩具

クラフト ギロギロヘリコプター

紙で動きのあるおもちゃを

板紙を使って、手軽に動きのあるおもちゃができないか。そんな企画主旨の下、開発したのがこの「クラフト ギロギロヘリコプター」です。
ヘリコプター形の板紙に凹凸をつけ、別の板紙でギロギロこすりつけるとヘリヘリコプターの先端のプロペラが回り始めます。

こすり方で動きがかわる不思議なおもちゃ

1枚の板紙にギザギザの凹凸を施し、その凹凸部を別の板紙でこすると摩擦で元の板紙が細かく振動します。その振動する先端に円形のプロペラをつけてこすってみると、振動がプロペラに伝わり、プロペラが回転します。
しかも、右側からこすった場合と、左側からこすった場合とで、プロペラの回転する方向が逆になります。こする速度によって、プロペラの回転する速さも異なってきます。とても不思議な現象です。

これは、肥後トンボ(またはガリガリトンボ)と呼ばれる伝統工芸品に使われている仕組みで、これを紙で再現したのが「ギロギロヘリコプター」です。

運動を学ぶ理科の教材として採用

この「ギロギロヘリコプター」は、3枚の板紙で構成され、とても手軽に遊ぶことができます。その不思議な動きと力の関係は、子どもたちの理科の教材としても採用されています。
遊び用に開発した紙製の玩具は、時として最適な理科の教材に変身します。

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