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開発ストーリー

開発ストーリー 01

商品名:ハウルの動く城ペーパークラフト

難易度の高い構造を、誰でも作れるペーパークラフトに

キューピー ポップアップ

球体をベース構造とした難易度の高い設計

ハウルの動く城 大サーカス展

東京都現代美術館で夏休みに開催された企画展「ハウルの動く城 大サーカス展」のプロモーションとしてエプソン販売様のサイトからダウンロードする設定で設計したペーパークラフト。
スタジオジブリの映画「ハウルの動く城」のメインキャラクター「空飛ぶお城」は、球体をベースとした構造で、これまで紙宇宙が設計してきたお城の中では、非常に難易度が高い作品です。
モチーフとなるお城の素材は、DVDの動画やポスター、パンフレットの画像でした。

360度から見てイメージに近い形やデザインの再現

ハウルの動く城 大サーカス展

この「ハウルの動く城」は、空を飛ぶお城なので、箱型ではなく球体です。その設計を行う上で、360度全方向からのイメージが素材として必要でしたが、全方向からのイメージ確認ができるのは、DVDだけでした。

構造作家の高橋孝一氏がDVDをもとに複数の静止画から設計イメージを作り、それを紙の立体に落とし込んでいきました。全体のバランスを整える上で、ペーパークラフトとしての作成が可能なものにしなければなりません。
どんなに精巧に設計しても、ダウンロードした人が自分で作れないとペーパークラフトの意味がありません。この点をしっかりと踏まえ、かつ映画のイメージを損なわず、数回の試作を経て見事に構造を完成させました。

また、お城のデザインも映画のイメージに合わせ、グラフィックデザイナーの仲安氏がDVDをもとに完全オリジナルで一つ一つのモチーフをテクスチャーとして再現しました。

こうしてベース設計約1ケ月、デザイン作業約1ケ月、修正作業及び組立説明書作成約1ケ月、合計3ケ月間を要してこの「空飛ぶお城」ペーパークラフトが完成しました。

ホームページからの期間限定ダウンロードで、一日1万件以上

この「ハウルの動く城」ペーパークラフトは、無料ダウンロードということもありましたが、ダウンロードのリリース後、夏休み1ケ月半の期間中に約34万件を超えるダウンロード数を記録しました。中には一日1万件以上を記録する日も増えて、画期的なプロモーション効果をもたらしました。

ハウルの動く城 ハウルの動く城
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